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wordpressの日記( https://yajiriinu.wordpress.com/ )の移植版

〆切のアタマを掴め

集合住宅暮らしを何年も続けていると、当日朝よりも前日・前々日の夕方~夜の時間帯に出されているゴミのほうが明らかに多いことに気づく。これは住民の民度には関係がない。新築でも築20年でも、郊外でも駅前でも、どんな集合住宅のゴミも朝より朝以外の時間帯のほうがゴミが多いのだ。

これには、本来〆切には「アタマ」が存在していないことが関係している。〆切には「まで」と「から」の両方の表記があるが、大抵の人が心配するのは「から」よりも「まで」のほうだ。なぜなら、〆切とは提出期限のことであり、提出期限とは単なる募集期間ではなく提出物を作成するまでに与えられた時間を示しているものだからだ。よって、大抵いつ「まで」提出物の作成に時間を使えるのかという重要な情報だけが人々の頭には残り、「から」部分は✰⋆。:゚・*という具合にモザイク処理がかかりがちだ。

しかしゴミ出しには「から」がある。厳密な決まりではないが、「当日朝から」という不文律が存在するところがほかの〆切とは異なっている。なんとなく、屋外に何日も放置されるゴミは気分が良くなくて、人のコントロール下にある家庭内のゴミはクリーンなイメージがあるからだ。

〆切のアタマはアイデアの腐敗を防ぎ、クリーンな鮮度を保つ役目がある。それならば〆切のアタマまでしつかりと把握しておくのが今後の常識となっていくのではないか?いや、そうはならんだろう。だいたい三賀日とかも1日~3日っていう期間あるけど、終わりが3日なのはどこでもだいたいそうなのにアタマ部分は店とか会社によって違うのあるし、募集を開始してから初めて告知されるキャンペーンなんてラジオのお便りの時代からよくある話なので、募集はいつ始めたってよくて終わりだけ厳密でなくちゃいけないのは森羅万象共通のことだ。だから〆切は嫌いなんだ。