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wordpressの日記( https://yajiriinu.wordpress.com/ )の移植版

思い川

荒川をまたぐこの名もなき小橋は、現実上の泪橋である。深夜1時、黒い水面には河川敷に乱立する高層マンションの灯りが星のごとく反射していた。東京都であるというだけの理由で家賃が高いであろうこのマンションに住む有象無象たちの表情を、伊吹ジョーズは…

帰宅部のアトリエ

「帰宅部」というものについてどう思いますか?特にこれといったイメージはないだろう。学校に通っていたのはもう何年も前のことだが、私は帰宅部を一生貫き通した。その経験から言うと、帰宅部員には部活動というものを客観的に見る目が備わってしまってい…

笑いのすごさを論理的に説明しようよ

私は読んでいて笑えてくる、ギャグやユーモアに富んだ表現を見るのが好きだ。幼い頃はギャグマンガかお笑い番組しか身近にユーモアがなく、それらをくだらね~と思いつつも熱心に見ているだけだったが、大人になればなるほど笑いのすごみを感じられるように…

ヒスグラの同人誌

私は、未だにヒステリックグラマーをかっこいいと思ってしまう自分が悲しいです。もう誰も覚えていない過ぎたものに固執し、当時の自分の価値観は間違っていなかったと思い込みたいがためにヒスグラを美の基準のひとつとしているようなところにあさましさを…

規制と程度問題

もう年の瀬も終わりだが、私には時間があるのでテキトーな生放送をクルージングしていたら流行語大賞の話が出ており、そういえばそんなもんもありましたな~おもて調べてみたら、「侮辱罪」がないことにおでれえた。現代が90年代とは明らかに切り離された新…

飴道

私は秘密裏に飴道を志している。このことはできるだけ誰にも知られてはならないので、匿名性のあるこの場でしか告白することができない。独白は他のどんな文章よりもすみやかに淘汰され忘れ去られる類のものであるから、この匿名性のある”日記”という場を借…

年末

きつねうどんと日本酒をたらふくおなかに入れて、あたたかい部屋にいる。幸福だ。いよいよ年末の感じがある。「年末の感じ」とは、幼少期に見た今はやっていないテレビ番組のように独特の、カンロ飴的あまじょっぱさを纏っているものである。 そんな年末だと…

「IQ500の蕎麦屋」がいかにすごいかについて

HASAMI GROUP「IQ500の蕎麦屋」は、曲もさることながら歌詞のおもしろさが実に豊かだ。内容そのものもいいが、特にこの「IQ500の蕎麦屋」という題材そのもののおもしろみに気づいた着眼が見事だ。いかにすごいか、順に歌詞を引用しながら語りたい(記事の最後…

増田

増田(mous dia)が何を意味するのか知った。本当に日記らしいことも創作もなんでもいいところが昔のネットらしい。また、個人の手によって増田文学大賞が毎年ノミネートされたり他者の書いたものを引用して話を広げたりする文化があるところもまた2chみたいだ…