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wordpressの日記( https://yajiriinu.wordpress.com/ )の移植版

減塩

おでんセットをよく購入している。ツユとネタがどっちもひと袋の中にはいっているもので、鍋に全てを入れて煮るだけで完成するから非常に便利でおいしい。私はネリモノだけがはいっているセットを購入し、そこに卵やこんにゃくやイモを入れている。

しかし、このおでんセットの塩分は9gもあった。成人に必要な一日の塩分は目安7gであるから、おでんセットを完食すると1.4日分くらいの塩分を摂取してしまうことになる。ありえない。塩を減らす活動を減塩というが、これはおでんを食ってしまうというだけで達成できない目標になってしまうということだ。ちなみに、このおでんセットのツユを一切飲まないで食ったとしても4gくらいは塩を摂ってしまうことになるようだ。

情けないと思わないか?人間の腎臓の機能を。2コもついてるのにたった7gの塩を分解しただけで集中力が途切れてしまうようだ。それは人間で言うと1日2時間しか労働しないみたいな、高校生のバイト感覚の怠慢さだ。実際には8時間労働できるのに2時間しか労働しないということは、その気になれば28gの塩を一日に分解・排出できるということだ。私はやらないけど誰かやってみてください。

塩は、これだけ減塩減塩タンパク質と言われている時代においても8gの塩が含まれるラーメンが新商品として開発されたりおでんやうどんなどの汁物料理が流行ったりしているくらい、矛盾と不条理を孕んだ存在である。塩を我慢できる人は、私たちがどんな思いで新商品のラーメンと対峙しているかなんて知る由もないんだろう。せめてお前の家の流しにラー汁、おでツユ持ち込ませてくれ。減塩の専門家だったらどんな種類の塩もいい感じにリメイク、アレンジしてくれることだろうし。さて、下味のついてないフライでも食うか。