正確なところはわからないが、毎日8時間以上はyoutubeから音を出している気がする。無音に耐えられないからテレビつけっぱなしにするのと似た心理だ。「同じ」としなかったのは、私は部屋が無音でも居心地がいいと感じるから。
いや、むしろ無音の方が良い(隣の部屋の音とか窓の外の音とか、壁一枚隔てた状態の音響を聞けるから)が、それでもyoutubeから音を出している。
なぜかなーと考えてたら、全然心から笑えていないのに動画の笑い声に合わせて一人で笑っている自分を複数回確認できた。つまり、面白いからじゃなくて、笑いたいから笑っているのだ。たとえばコンタクト入れるときも、youtubeつけて笑う機会を作らないとイライラしすぎてしまう(目が悪い人はわかると思うが、コンタクトはすぐには入らない。なんか裏返ったり指にくっついたりして、目に付着してくれない。コナンか何かの漫画で目の色を偽装するために犯人が瞬時にコンタクトをつけるシーンがあったけどああいうのはフィクション)。youtubeでカラ笑いして機嫌よくやってく術は、生きてく上で必要なテクだ。いや、「おま」(おまじない、の略)の域にさえ達している。おしゃれに明るく軽やかに生きる女児のためのライフハック、それが「おま」。
落ち込むときは底までいく性分だと自らを誤解していたが、心は笑いたがっていた。このことに今まで気付かなかったのがなんか悲しいね。宮本浩次が「冬の花」で歌っていた気持ちを日々8時間もかけて追体験しないとやってけないのが人間なんだ。
